それは、「元気」で動いてる?気力を振り絞ってる?
夏前から、今まで。
ゆっくりペースで、仕事をするために身体と気持ちを整えたり鍛えてきた。
一度、いや何度か壊れていって気付いたけど「元気」でないと何も出来ない。
気力が無いときほど、魔法のような手段、Tipsにとらわれていく。
手始めに、中学生くらいから自己啓発本にハマった。
変な中学生だったので、父親の本棚の自己啓発書は片っ端から読み漁った。
今で言う、意識高い系中学生の完成だ。
大学生では、上京したので入る情報量がぐっと増えて益々のめり込んだ。
特に、勝間和代には夢中になって真似したり講演に行ってみた。
ストレングスファインダーをやった大学生なんて、その頃殆どいなくてタダの物好き。
あんな風に早く賢くなりたい、と空回りしていった。
その間、色々な自分の内面や健康の問題が絡んでいった。
たまに、故障をおこすロボットのようにベットから起き上がれない、緊張しすぎたり、眠りが浅い…不調が吹き出してた。
それでも、色々な本で語られるTipsや手帳やガジェットなどが自分を助けてくれると信じていた。
そうしたら、いい自分になるし、スムーズに書いたり話したり誰かに好かれると本気で思っていた。
今思えば、それを行うのは全て自分。
手を動かしていくのは自分。
書く、という行為ひとつとってみても自動化してるわけでなく脳で思考して手を動かしてペンやらパソコンで綴っていくのには身体が不可欠だ。
そこの身体性を無視して突き進んでいくには、限界がある。
ちょっと前、タスク管理をしているひとでからだを壊してるひとがいるというニュアンスのツイートを読んだ。
からだを壊したから、やってる事を減らしたりやり方を改善するためにタスク管理を導入するのはいいと思う。
私みたいに、リスト化していたりしないとすぐ混乱する人間には有り難い。
しかし、タスクを実行するのは人間なので実行する人が不健康だったり遂行出来ないことに並んだり必要以上にタスクを増やしたり抱え込むのは不健全だ。
健康になる、元気になるには面倒だしコストがかかる。
ただ、少しずつ続けて積み重ねていくとタスクの遂行がスムーズになるし自分の元気の基準がわかっていくと頑張りすぎなくなっていく。
ジムに通うのが大変なら、少し長く歩く
スマホは、ぐっとこらえて寝る前はやめてみる
早寝早起き、たっぷり寝てみる
寝るために、しっかり湯船に入る
お風呂上がりストレッチしてみる
おにぎり1個から、サラダとゆで卵はつけてみる
出汁なんて面倒だから、かつお節にお湯かけて味噌入れて飲んでみる
カロリーもいいけど、食べる内容を変えていく
自分のために、色々やっていくと今度は自分のために先取りして休みをとれる。
休みをとると、心身ともに力がたまっていって動ける日が増えてくる。
動ける日が増えてくると、無理やり劇的なカンフル剤(自己啓発本もネットもカフェインも)から程よく距離がとれる。
そうなってくると、不調の前に休んだり詰め込み過ぎないでメリハリつけて動ける。
本当に少しずつだけど、地味だけど、食べて寝て動いて身体性を取り戻していくのが自分のしたいことを助けてくれる。
これから、もう少ししたら仕事を始めることになる。
動きたいとき、楽しみたい時、思いっきり出来るよう休んだり鍛えたり、食べたり寝たりを地味だけど重ねていく。