4月にスタート"ダッシュ"しない
この4月から、息子氏は保育園に入園する。
去年はよちよち歩きで、菜の花や桜の中を何回も転んではらはらしていたのが遠い昔の事のように感じられる。
それくらい、子供の成長は早い。
入園準備で衣料品店にいくと、どこもかしこも「入学、入園準備」。
やれ、靴を入れるバックだの子供のリュックや色々なものが売っている。
少しでも楽しくなるように、と子鉄の息子にはプラレール柄のリュックを買ってあげた。
始まりの季節は、なにも子供だけではない。新社会人になる人だっているだろう。靴売り場で、そわそわしてる親子を見かけた。
皆、春になって暖かくなってはじまりの季節だからそわそわ落ち着かない。
私が好きなかかりつけの漢方医も「そういう季節だからねー」と言う。
「この4月にスタートダッシュするには」というフレーズを見て、思わずドキッとしてしまった。
きっと、昔の私ならそういうフレーズや刺激に焦って4月にダッシュしたりリスタートしようと足掻いていただろう。
よく考えたら、スタートにダッシュするほどそれだけ空回りしてた。
空回りして、頑張りすぎて5月には失速して5月病のように鬱々してた。
そもそも、ゆるゆるスタート、様子見スタートでもいいはずだ。
スタート地点は同じでも、周りを伺いつつゆっくり自分の思うまま確実に進んでもいいのだ。
毎日を重ねていくと、じわじわ効いてくるものがある。
そういう地味な成果に目を向ける春もありだと信じたい。