備忘録的:2016年買って良かったモノ
減らしつつも、やっぱりモノが好きだし買い物大好き。
欲しいぴったりのものがやってくるまでは、もどかしい。
けれど、それが家に来るとぐっと生活が変わるのが嬉しい。
そういうモノと、今年も出会えた気がする。
(台所まわり編)
・ラバーゼの調理器具
・iittalaのティーマシリーズ
・リサ・ラーソンの豆皿
・ハリオのコーヒー周りのグッズ
・ハリオの土鍋
・永谷園の煮込みラーメン
ラバーゼ(la base)は、料理研究家の有元葉子さんが新潟県のメーカーと一緒に作ったキッチンツールのメーカー。
水切りカゴが有名だが、我が家ではザルとボウル(大小)と角バットを使っている。
新婚からチグハグなザルとボウルを使っていて不便だったが、統一すると洗うが楽。
大小揃えたので、サラダ作りながら何かのソースを混ぜるとか色々使い手がある。
変な溝や洗いにくいところがないので、不衛生にならないのも決め手。
ふつうのバットより小さいので、キッチンでも冷蔵庫でも邪魔にならないのもよし。
iittalaのティーマとリサ・ラーソンの豆皿は、息子氏が荒く使っても案外平気で楽しそうなので気に入ってる。
ハリオの円錐型ドリッパーはスッキリ抽出出来るので、あっさりした珈琲好きにはたまらない。
初心者にも使いやすい。
珈琲に関しては、後日書きたいけれど。
やはり、淹れる人と淹れ方とドリッパーも大事よねっていうところまできた。
ハリオの土鍋は、鍋部分が黒で蓋が透明で美しい。
おもてなしで出してもサマになる。Panasonicの食洗機にも入る2人から3人分を使ってる。
永谷園の煮込みラーメンは、ワンオペ育児の強い味方。
野菜も肉もしっかり食べてくれて、楽ちん。
(日用品編)
・Panasonicのギュットアニーズ
・NECの軽量パソコン
・電動鼻水吸い器
・AQUOSのSH-M04
・お薬カレンダー
・LLBeanのトートバッグ
・トントン(踏み台)
走り出しのスピードと車高の低さでPanasonicに決定。
背が160センチそこそこしかなく、鈍臭いタイプなので走り出し早めで車高高いブリヂストンやヤマハは除外。
パソコンは、確定申告用。
充電時間短いけど、さっと使えていい。
薄くて重たくないのも選定理由。
電動鼻水吸い器は、息子氏用になくてはならないもの。
口で吸うタイプは、絶対感染する。スティックタイプは、1年未満で壊れたので置き型がオススメ。
スマホは、格安SIM使ってておサイフケータイ必須(子供がいてもさっと会計出来てマネーフォワードでも管理出来る)なので選択肢少なくAQUOSに。
前の機種よりはさくさく動きます。
欲を言えばXperiaーー!
実は、産後から色々持病が見つかりゆっくり療養してます。
病状も落ち着いてきて減ったとはいえ、漢方に頼っていて方剤も何種かあるのでお薬カレンダーにぶすぶす詰め込んでます。
飲み忘れかなり減りました。
トートバッグ、どうして早く買わなかったの!というくらい軽くて丈夫。
踏み台は、2歳の息子がひとりで手を洗ったりうがいしたり歯磨きするのに重宝してる。
大人も乗っていいくらい、頑丈。
絵本や本は別でまとめるとして。
モノを整理して、選んで増やしていった1年。
特に、今までテキトウにしていた台所周りは使いやすい道具のおかげで捗る。
来年は、なにをてにとり、なにを整理していくのか。
皆さんのいいモノ、こっそり教えて下さいね。
こうやって人間の感情は生まれていくのか?
日曜日。
思いつきで都心の駅に息子氏と旦那さんと3人でいく。
お目当ては、息子氏の靴と電車が見えるカフェに行くこと。
靴は足のサイズが変わっていなくて必要なかった。なので、本屋で本を見たりしてダラダラ夕方を過ごしてカフェに向かう。
電車が目の前に来たので、電車好きの息子はもう大興奮だ。
「でーんしゃ、でんしゃ」
大声で電車を指差している。
次第に目がキラキラして、「かっこいい」と言いだした。
ママは、君からのかっこいいなんて言葉、初めて聞いたよ。
何となく、褒め言葉でかっこいいを息子に対して使ったことがあるしお得意のEテレや電車のDVDでも使う言葉だ。
それでも何だか、息子の「かっこいい」に面食らってしまった。
そうだ、きっと初めて「息子の気持ち」を言語化して聞けたからだろう。
赤ちゃんのときや喋り始めは、本人ももどかしそうで伝えたくて懸命に泣いてた。
少し聴覚が過敏なので、泣かれるのがとても辛かった。
でもいまはこうして、「電車をかっこいいと思う」気持ちを言葉にして伝えてくれる。
きっと、何ヶ月も何年もしたらうざったくて当たり前になってしまうかもしれないがその時の私には尊いものに思えた。
感慨にふけっていると。
何度もまた、路線名や電車名を大声で呼びかっこいいと言っている息子がいる。
この日曜日から、言葉がまた一段階増えてきた。
プレスクールの帰り道が暗くて、「こわい」。
ズボンが履きたくて、またはプラレールがやりたくて「やりたい」。
大好きな大根と鶏手羽元の煮物に食いつきながら「おいしい」。
電車グッズや、あるいは自分を指差して「かわいいー」。
今でも嫌なときは泣くときもある。
道に大の字になってみたりもする。
それでも、受け止める方の私の過敏さも和らいでいき「そうだねー」なんて受け止める時間も増えた。
これから息子は色々な感情を知って、言葉にしていくのだろう。
その都度、こんな気持ちなんだなぁと味わい尽くしてほしい。
次はどんな気持ちを口にするのか、少し楽しみだ。
口から言葉がするする出てきた、三十路の朝。
三十路前日。
何かを察知したのか、息子氏は珍しく高熱出して風邪。
夜中もうんうん唸りながら、母を布団から追い出していく。
去年なら眠れなくてきっと怒ってたけれど、今年は「あーハイハイ。」と先に起きてしまう。
こっそり布団を抜け出して、朝から録画していた3月のライオンをにまにましながら観る。
「ママーーママーマーマー!」
大絶叫する息子を抱えて、無印良品のだめになるソファでひといき。
汗をかく二階堂くんの顔や美味しいそうなごはんを見つめる。
3月のライオンは、どことなく水が印象的に使われてて綺麗なアニメだ。
今日のごはんは、どうしようかな。
「ぱーん、ぱん」
最近、1歳児はひまわりの種たっぷりのドイツパンが好き。
ブレッドナイフでドイツパンを切って、スープとかチーズを並べていく。
大人は、ベーコンエッグ。我が家は、卵はひとり2個。
のんびり起きてきた旦那さんが、冷蔵庫から私の好きなパティスリーのケーキを出して「30」の蝋燭を刺していく。
「おめでとう。三十路の目標は?」
「目標?ない」
「えー!何かないの?」
1秒、2秒考える。
「強いて言うなら、力まない」
不思議と言葉がするする出てきた。
「力まないし、愉しむ。」
三十路って、30歳って、何か特別な響きだった。
特に、藻掻いて苦しんで失って、失って、失ってきた20歳から考えると遠いものだった。
朝目覚めてみると、なんてこと無い。
生活が地続きでそこにいて、なってみると抱負はないけど特別でもない三十路。
思い出すと、失ってばかりでなくて得られるものも知ることが出来たこともたくさんあった。
「ふーん。いいんじゃない?楽しんで。」
素っ気なく旦那さんが言う。
「何かやらないの?資格とるとかー」
そういうところは即物的だなぁ、と思う。いつものことだが。
これから、いつも通り頑張りすぎたり、落ち着いたり、考えすぎたり、ぼんやりしたり、興奮したり。
行きつ戻りつつ。
力まず、愉しいひとになれますように。
備忘録的:約2歳児くらいまで役立ったモノ
おかげさまで、あと1ヶ月くらいで息子氏2歳。
夫婦をこえていけ?
旦那さんと出会って8年目、付き合って6年目に突入したらしい。
私は、日々に忙殺されていて失念していた。が、律儀な旦那さんはGoogleカレンダーを見て「記念日!記念日!」と言っていた。
彼は、「一緒」になにかするのが好きなので美味しい中華を食べることにした。
私は、五目汁そば。
彼は、その店の名物の酸辣湯麺。
五目汁そばは、これでもかと野菜も海鮮もぎちぎちつまっている。
ここの名物酸辣湯麺は、干し椎茸の出汁がきいていて、きのこや卵がどっさりはいってる。干した豆腐が糸状になっている豆腐干糸がアクセントになっている。
二人で、ふうふう言いながら食べる。
話すことは、保育園に行ってる息子のこと。
プレスクールにいれるか、保育園にいれるか。
幼稚園の受験はどうするか、とか。
この前見に行った電車の話とか。
一緒にいる期間が長くなっていって、家族の構成員も変わっていって話す内容も変容していく。
「これは、滋味深い味だね」
「滋味深い」
二人の好きなエッセイに、滋味深い味という話がある。
なにか美味しいものに出会うと、滋味深いと言い合う不思議なやり取り。
そういうくだらないやり取りとか、旦那さんを「せんせい」といってしまうことや変な言葉遊びは変わらず。
付き合って6年目。
私の中で、すごく好きで好きでは落ち着いてきた。
けれど、甘えのようなものも出ていて文句を言ったり遠ざけてみたり。
と思えば、やはりこの人でないとというのもあったり。
不思議な心持ちだ。
最近、お風呂で流す星野源の曲の歌詞にどきりとした。
「夫婦をこえていけ」
夫婦を超えるってどんな感じなんだろう。
夫婦を超えたらどうなるのか。
この不思議な心持ち、どうなっていくのか。
軽やかな歌声と裸でダンスする息子をみて、ぼんやり考えた6年目。
応援したいしブログが好きだからブロガーズフェスティバル2016に行く
昔から、誰か応援するのが好きだ。
中学生のとき、成り行きで応援団に入った。
最初は、嫌々変に足が出るスコートとダサいTシャツを着て応援してた。
そのうち、声が出るからと人前に出されて見栄えするからと団服を着ていた。
声を出して、応援するのは気持ち良かった。
よく競技のルールはわからないけれど、何故か誰か応援するという行為は好きだった。
今でも、誰かや何かの応援やどこが好きでどこが良いんだと切々と語ってしまう。
その熱量で、相手を驚かせてしまうときがある。
割りと、好きというテンションが高く興奮する沸点が低いのだと思う。
そんな私。
そんな私が中学生くらいから好きなのがインターネットで、大学生くらいからとにかくブロガーが好きだ。
文章読むのが好きなのもあるが、多様なひとがいるとわかるのが面白いのかもしれない。
特に、思考を綴るものと研究者やプログラマが書くような毎日淡々と記録するウェブログ。
それ以外にもデザインがきれいだったりしても、琴線に触れても、読み続ける。
ブロガーズフェスティバルには、主催者の人徳か多彩なブロガーが集まるし好きなひとが出てくるから毎年行ってる。
今年は、ホシナカズキさんや小鳥ピヨピヨのいちるさんが出ていてひとりで大興奮していた。
応援の声は出せないけど、Tweetとか話しかけたりして目一杯応援してる心持ちになる。
どの講演も、LTも面白くて濃くて私のいまの日常とかけ離れててわくわくした。
あと、ブロガー歴が長い人と今勢いがあるひとが一緒の空間にいてそれを聴けるのは特に贅沢だと思った。
こちらからコンタクトしなければ、知り得ない知見がそこにあった。
ただ、どの講演もカタチや言葉を変えて言っていたものがあったように感じた。
・量より質
・PVより影響力
・Googleは、一貫して質の良いコンテンツをといっている。では質の良いとは?
・ある程度バズるためには、SNSでもブログでもブログデザインにせよ思考、実験、検証の繰り返し
・怒りは伝播していく、それは昔よりあってみんな敏感になっている
・PVやPRの前に、自らが楽しむ
いちるさんの、ブログの最大の効用は「自分を深く知ることができる」というのは、最近ブログで思考の振り返りとか成長がわかるなぁと思ってたのでとても響いた。
特に、今回LTがどれもレベルが高かった。
ただ、論理や感情で迫ってくる巧みなものがあるのに対し、聞いてるこちらが笑いが止まらなくて楽しくなっていって引き込まれるものが選ばれていったのが私には印象的だった。
それは、結局のところブログはブログを手段としているより楽しみに突き動かされて書いてるものがヒトを引きつけるというこれからのブログ感を教えてくれてる気がした。
来年はどんなふうになるのだろう。
ブロガーも、流行がある。
いちるさんやホシナさんともお話したが、伝えるプラットフォームが増えてる中で敢えてブログを選ぶことの意味や良さだったり。
そういうことを考えていく愉しみをお土産にもらった。
子鉄とママ鉄とレールと。
息子氏、1歳9ヶ月。
電車にのめり込んでいる。
最寄りの路線の特急列車や通勤電車が好きらしく、ずっと眺めている。
寝かしつけの本は、全て電車。
リアリティを好むのか、交通新聞社という出版社の手のひらサイズの電車のシリーズの本をいつも持ち歩く。
ついには、子供の鉄道マニア雑誌「鉄おも」という雑誌を購入した。
初めて書店で見たとき、興奮してひと呼吸とまってから「やーまのてせん!」と叫んでレジに走っていった。
手に入れてから、毎日読んでくれと指差しされる。
その雑誌に、聞き慣れない単語があった。
「子鉄」「ママ鉄」
どうやら、子供の鉄道好きのことを指すらしい。ママ鉄は、子供と一緒に鉄道にハマっていって好きになるということだそうだ。
何だかどんどんのめり込んで、深淵をのぞいてるようにも思える。
が、仕方ない。
可愛い息子の要求には勝てないのだ。
喜んでる息子をみて、鉄道博物館のミニ電車運転体験の整理券にダッシュしたり息子のためにハンカチを全部電車にしてみたり私も私でなんだか愉しいのだ。
そんなうちの子鉄。
やっぱりおもちゃはプラレールが大好き。
まだ1歳なのか連結は出来ないが、手で押して寝そべりながら動かしている。
読み聞かせは得意だが、とにかく創造してなにかするのが苦手なのでプラレールのレールの組み立てにはいつも苦労している。
鉄道博物館や京王れーるランドには、体験コーナーがあって家にないような複雑なものが置いてあるともうお手上げだ。
家にあるものでも、わからなくなっていってモタモタして怒られる。
レールを敷くのは得意なひとがいるかもしれないが、苦手なひともいる。
そして、息子氏は自分でもレールを敷きたいので二人で大騒ぎしてつなげていく。
やっとのことで、レールが完成してもそこは1歳9ヶ月。
力いっぱい押しては、「だーっせん!ざーーんねん!(脱線、残念)」と叫んでレールをめちゃめちゃにしてまたやり直していく。
そして振り出しにもどって、寝そべりながらご満悦でレールの上で電車を押している。
レールから外れることもあって。
レールから外れないかぎり、壊れそうになるひともいて。
新しく、鉄橋とか踏切もおいてみたりして。
レールも足してみて。
レールを壊してみたりして。
なかには、ずーっとゆっくりレールのうえを静かに走らせるのが好きな子もいて。
世の中には時折、欺瞞的なものがレールが外れることがかっこいいぜと煽り立てることもある。
ただ、色々な景色をみていってゆっくりレールの上を走るのがその人らしさなこともあるという多様性ももっていたいなぁ。
そんなことを、パキパキとプラレールを片付けながら思う。